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みなさん、こんにちは!
すっかり年の瀬。寒さも本格的になってきました。
外出するときは、きっとしっかりと着こんでお出かけしていますよね!
そこで今回は、冬の冷え対策【衣服編】です。
着ぶくれするほど、たくさん重ね着したからといって冷え対策としてカンペキとは限りません。。。
効率よくあたためるヒケツについてお話ししていきますね。
お腹は“お中”とも言って、からだのさまざまな情報が存在する、まさに中心。
そのお中の中心がおへそで、おへそより上が上半身、下が下半身なのですが、私のクリニックにいらっしゃる患者さんでも、おへそから下が冷たい女性のなんと多いこと!
頭寒足熱ならぬ、頭熱足寒になってしまっているんですよね。
お腹は、胃腸、肝臓などの臓器、それから子宮や卵巣も内蔵されている場所。
ここが冷えて血の巡りが悪くなったら…、体調を崩したとしてもちっとも不思議じゃない!
だから、お腹をあたためることが、とっても大切なんです。
からだの中に、“首”と名のつく場所、いくつかありますよね?
首と、手首と、そして足首ですね!
こうした場所は、改めて見てみると血管が透けて見えるくらい、筋肉や脂肪がついていません。それなのに、熱い血液がたくさん流れる太い動脈が体表近くに走っているんです。
ということは、からだの熱が逃げやすい場所だということなんです。
これが、首もあたためないといけない理由。
寒いとからだが冷えますよね。すると血流が悪くなります。
加えて、これからの時期イベントごとが多くて、食べすぎ、飲みすぎが続きます。
すると、からだの中に老廃物や水分がたまりやすくなり、その結果、全身の細胞の元気がなくなって、疲れが抜けなくなってしまうんです。
クリスマスに忘年会、お正月、新年会。
疲れて楽しめなかったら、とっても残念ですよね!
それでは、ここからは具体的なあたため方について紹介していきますね。
重要なお腹からいきますよ。
素肌をさらさない(一枚、巻いてあげる)
首:マフラー、ストール、タートルネックなど
手首:手袋、リストウォーマー、長めの袖など
足首:ソックス、レッグウォーマー、ブーツなど
タイツ、スパッツをはく
タイツやスパッツの上から、お腹や腰、足の裏、ふくらはぎにカイロを貼る
※ふくらはぎは、全身の血流をアップさせるポンプの役目があるので、からだを効率よくあたためられます。
5本指ソックスは、足の指を一本一本包んでくれるから、保温力が高くなりますし、足の指の動きをよくして血行を促す効果もあるんです。
冷え性対策なら、5本指ソックスに厚手のソックスを重ねばきするのもいいですね。
上から何を何枚着るかよりも、一番内側に着ける肌着の方がよっぽど重要。
長袖のあたたかいものを着れば、体感温度が1℃は変わりますよ!
最近は、薄くて高機能な素材も増えているので、これまで着たことがなかったという人は、ぜひ試してみてください。
化繊が肌に合わない人は、綿やシルクを選んでくださいね。
ちなみに、保温効果は、綿よりもシルクの方が高いです。
冬にもうひとつ困ることといえば、静電気。
ドアノブに触った瞬間や、誰かとぶつかった瞬間に「バチッ」となると「空気が乾燥しているからかな」「化繊の洋服を着てきたからかな」、なんて思いませんか。
このイヤ~な「バチッ」。
じつは疲れとも関係があるんです。
疲れは冷えとも関係がありましたよね。
ということは、「バチッ」は冷えとも関係があるということになります。
疲れがたまってくると血液はドロドロの状態になっていき、血流が悪くなってきます。
血液って、サラサラとしたきれいなときは弱アルカリ性、でも、老廃物がたまって汚れてくると、酸性に変わってしまいます。
この酸性がクセ者。
血液が酸性になることによって、もともと私たちのからだの中を流れているプラスとマイナスの電気のバランスが崩れて偏ってしまうんです。
すると体内に電気がたまりやすくなって、静電気が起こり、「バチッ」となるわけ。
ここでもやっぱり、あたためることが大切になります。
この冬は例年より少しあたたかいという予想もあるようですが、そうはいっても冬ですからね。
冷え対策を万全にして、元気に年末を迎えましょうね!
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