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みなさん、こんにちは!
アッという間に2月も半ば。今年の冬はあたたかいですね。ちょっと油断して、冷え対策が甘くなったりしていませんか?
そこで今回は、からだをあたためる食べ物についてお話ししてみたいと思います。
漢方医学の特徴である陰陽論をもとにした考え方なのですが、
食べ物にはね、からだをあたためる物と冷やす物があるんです。
ここでいうからだを“あたためる”“冷やす”というのは、アツアツのお鍋、きんきんに冷えたビール、というようなお料理そのものの温度のことではなくて、その食べ物が持つ性質のこと。
たとえば、私の大好きなしょうがは、からだをあたためる食べ物の代表格。
ほかにも、りんご、さくらんぼ、ごぼう、にんじん、れんこん、玄米、そば、チーズ、海草類、魚介類、漬物、卵、赤身の肉や魚…い~っぱいあります。
どんな食べ物がからだをあたためるのか。
その見分け方はいくつかあるのですが、一番簡単なのは、その食べ物の外観の色で判断する方法です。
太陽や火って赤いですよね、物を燃やすと黒くなりますよね!
なので、赤や濃いオレンジ、茶、黒いといったあたたかそうな色をしているものはからだをあたためてくれる食べ物。
じゃあ、青や白、緑の食べ物はどうなの?
というと、白い雪は冷たい、緑の葉は真夏でもひんやりしてますよね。つまり、青や白や緑のものはからだを冷やす食べ物なんです。
ちなみに、からだをあたためてくれそうな外見なのに、からだを冷やす食べ物もあります。
例えばコーヒー(黒い)、トマト(赤い)、カレー(褐色)がそうです。
どういうことかというと、からだをあたためたり、冷やしたりする作用は、その食べ物の原産地とも関係があるため。そして、色より原産地のほうが優先されるんですね。
コーヒーの原産地はエチオピア、トマトの原産地は南米、カレーの原産地はインド。
からだをあたためてくれそうな見た目だけどからだを冷やすのは、暑い地方の食べ物だからなんですね!
からだをあたためる食べ物の見分け方、意外と簡単でしょ?
その他の特徴としては、暑い地方の食べ物がからだを冷やすわけだから、逆に寒い地方の食べ物であること、それから冬が旬、水分が少なく硬い、塩気が強いなど。
ところで、健康のために生野菜のサラダを食べようと思うこと、多くないですか?
サラダはね、ちょっと注意が必要なんです。
トマトやレタス、だいこん、もやし…これ、どれもからだを冷やす食べ物なんです。
サラダには何をかけますか?
マヨネーズ?ドレッシング? マヨネーズも、ドレッシングに含まれるお酢も、これまたからだを冷やす食べ物なんですね。ちょっとびっくりでしょう?
もっと言うとね、からだを冷やす野菜とからだを冷やす調味料で相乗効果が働いて、さらに体温を下げることになってしまっていたりするのです。おそろしや…。
さて、からだをあたためる食べ物のことは分かったけど、正直面倒だな~と思った人!
大丈夫!! からだを冷やす食べ物を、あたためる食べ物に変えちゃう魔法の方法があります。
からだを冷やす食べ物も食べていいんですよ。ただ、食べるときにちょっと工夫しましょう。そうすれば、からだを冷やす作用を中和することができるんです。
1. からだをあたためる調味料や香辛料を使う。
味噌、しょうゆ、塩、七味唐辛子、タバスコ、胡椒、山椒など。
2. 加熱調理をする。
ね。たったこれだけ!
具体的な方法も紹介しますね。
具体例)
デザートで言うと、
白いものはからだを冷やすというお話をしました。ということは、牛乳や生クリーム、白砂糖を使ったデザートはからだを冷やすんです。
でもね、食べていいんですよ。
ただし、組み合わせに気を付ける。キウイフルーツだとかオレンジのような南国の果物が入ったものではなく、くり、かぼちゃ、チョコレート、ココア、ブルーベリー、りんごなどが入ったものを選びましょう。ブルーベリーのタルトだとかかぼちゃプリン、モンブラン。おすすめです!
食事は毎日のこと。
あれもダメ、これもダメと考え過ぎてストレスになっちゃったら楽しくない!
私が思うに、調味料を上手く使うのが一番やりやすいと思います。まずは味噌、しょうゆ、塩を賢く使って、からだをあたためる食事にかえてみてくださいね!
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