現代は、運動不足に不摂生な食生活、ストレスの多い環境から、生活習慣病やうつ病など、こころとからだのバランスを崩してしまう人が増えています。そもそも、私自身がそうでした。学生時代は勉強にかこつけて不摂生続き。今より10kgも太っていましたし、むくみ、肩こり、頭痛、生理痛と、不調のオンパレード。研修医になると、今度は月に何度も36時間連続勤務があり、慢性的な睡眠不足とひどいストレスから、生理が何か月も止まってしまうほど。「このままは、将来子どもが産めなくなってしまう!」と、追いつめられて始めたのが“温活”です。
日本には国民皆保険の制度があるので、病気になったときには心強いですが、一方で、かつての私のように自身の健康意識を失わせてしまっているともいえます。諸外国のように、月々20万円、30万円と、病気の治療にお金がかかるとしたら…そうなる前に食べるものに気遣ったり、運動を心掛けたり、誰もがするのではないでしょうか。
健康でいるには、自分で自分の健康を管理できること。正しい知識を身につけ、その知識に基づいて日々の生活を見直し、不調があればすぐに対処する――これができれば病気を未然に防げますし、社会的問題となっている医療費の削減にもつながり、ひいては、自分自身のこれからの人生を輝かせることにもつながります。
健康ソムリエ講座では、巷に飛び交う流行りの健康法に振り回されることのない正しい知識、シンプルで分かりやすく一生続けられる“ブレない軸”を学んでいただきたいと思います。ここでの学びが、ご自分の健康はもちろん、ご家族、お友達などの大切な人の健康につながり、その輪がさらに広がって多くの人が明るく健康でいられることを心から願っています。
自然医学の権威であり医学博士でもある父、石原結實と共に、メキシコのゲルソン病院、ミュンヘン市民病院の自然療法科、英国のブリストル・キャンサー・ヘルプセンターなどで自然医学の基礎を養う。現在はイシハラクリニックにて、漢方医学、自然療法、食事療法による治療にあたるかたわら、テレビ・ラジオ、講演、執筆と幅広く活動。温活の第一人者であり、わかりやすい医学解説と親しみやすい人柄で、「腹巻」「生姜」など“あたためること”による健康効果の普及に尽力。二児の母、また女性としての視点を活かしたアドバイスにも定評がある。
13万部を超えるベストセラーとなった『病気にならない 蒸しショウガ健康法』(アスコム)ほか、『「体を温める」と子どもは病気にならない』
(PHP研究所)、『体は冷えるから太る』(青萠堂)等30冊以上。韓国、香港、台湾、ベトナムでも翻訳されている。
テレビ東京系列「主治医が見つかる診療所」、テレビ朝日系列「林修の今でしょ!講座」、日本テレビ系列「スッキリ」ほか多数。
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